私は看護師免許を取得してから、六年ほど病棟勤務し、出産を期に仕事を辞めました。仕事を辞めてからは、しばらく専業主婦をしておりました。
子供が小学生になったのを機会に、看護師に復帰しました。
六年ぶりの看護師の現場は、私が六年前に働いていた現場とは違い、医療の進歩を痛感しました。
私が看護師を離れていた六年間に、こんなにも医療の進歩していたのかと、浦島太郎のような気分になりました。
医療の進歩は、めざましいものであります、私が六年前に働いていたころには、行われていない医療や処置が多々あり、私は戸惑い看護師として働く自信を失いやはり辞めようか専業主婦に戻ろうかとも考えました。悩みました。
一番の苦労
一番に苦労したのは、やはり注射です。車も久しぶりに運転すると運転の感覚が鈍るように、注射も常にしてないと、感覚が鈍るのです。
ましてや、注射は患者へ痛みを伴いますもし注射を間違えたら患者へ痛みを与えてしまうという、プレッシャーが私を苦しめました。
そんな時に、他の看護師が｢私の腕を練習台に使っていいし、注射の練習していいよ｣と言ってくれました。私は、その看護師の腕を借りて何度も注射の練習をしました。
何度も繰り返し注射の練習しているうちに、注射の感覚がよみがえってきました。練習のお陰で、今では注射も問題なく出来ています。看護師の復職には周りの看護師の強力が不可欠です。
