【誰もお見舞いに来ない!】末期がん患者さんのお話

私が看護師の仕事を始めて3年ほど立った時の話です。その時はがん患者さんが多い病棟で勤務していました。

年齢60代の末期ガンで入院してこられたおじいさんが居て、個室での入院だったので、その患者と応対する時は必然的に一対一になります。

私はあまりおしゃべりな方では無いのですが、患者さんとコミュニケーションを取る事も看護師の大事な仕事になります。

私が今日はいい天気ですね。と話かけたのですが、返事もありません。何かお困りの事ありませんか?と話しかけてもうんともすんとも言いません。

変わった人だな~。と思ってその日は終わったのですが、次の日も同様に話しかけても返事はしてもらえず。他の看護師に聞いてもあの人はそういう人なのよ。という答えが返ってきました。

お見舞いに来ない

もう一つ気になる事として、入院してから2週間ほどたちますが、誰もお見舞いに来ているのを見た事がありません

奥さんらしき人も息子、娘さんらしき人達も見かけた事がありません。そういえば入院した時も一人で来られたそうです。

結局そのあと私は、色々な都合があり、病院を変わってしまったのでその患者さんがそのあとどうなったかは分かりませんが、末期がんという事でもうそんなに余命は長くないかと思います

あの人がどうのような人生を送って来たかは分かりませんが、人生を終えようとしている時に誰にもお見送りされないのはすごく悲しいなと私は感じました

看護師をやっていると例えどんな人であっても、1人や2人のお見舞いはあるのが普通ですが、一人も無いとなると凄く悲しいですね

 

 

 

 

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